紅白にも出演のKingGnuメンバーの経歴が興味深い

アーティスト

KingGnu(キングヌー)が今、爆走中!プロのアーティストたちからも、その高い音楽性とセンスの良さでファンが多いのは有名です!

これまで日本のバンドでは味わえなかった幅広いジャンルの音楽をミックスしたサウンドで、代表曲と言える「白日」で、認知度もますます上がっているKingGnuです。

ここではそんな紅白にも出演のKingGnuのついて、興味深いメンバーの経歴についてもご紹介していきます。

King Gnuって?

King Gnu(キング・ヌー)」は、自らが「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称して、活動している男性4人組のバンドです。

「ミクスチャーバンド」とよく言われますが、メンバーそれぞれが、さまざまな音楽から影響を受けていると言います。

それがKing Gnuの音楽性の特徴にもなり、クラシック、ジャズ、ヒップホップ、ロック、J-POPなど幅広いジャンルの要素を取り入れてKing Gnuのサウンドになっています。

2019年にメジャーデビューし、その年の年末、NHK紅白歌合戦に「白日」で初出場したことで、一気に幅広い年齢層に認知され、ますますの活躍が期待されているところでした。

が!紅白出場後の年明けに発売された3枚目のアルバム『CEREMONY』が、発売してわずか1週間で25万枚の売り上げを打ち出したという記録は、期待どころか、メジャーデビュー1年でその実力の凄さを物語っていると多くの人が感じた事実に違いありません。

King Gnu「白日」の誕生秘話

『白日』は2019年2月22日に配信リリースされ、2019年1月19日~3月23日まで放送された日本テレビ系ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(主演:坂口健太郎)の主題歌として書き下ろされた曲です。

冒頭のしっとりした入り、そしてその後の力強いメロディがずーっと印象に残る曲です。

『白日』の制作にあたりドラマのプロデューサーからの注文を受け、「後悔ばかりの人生」「取り返しのつかない過ちの一つや二つ」など曲の中にこのドラマのキーワードみたいものがちゃんとちりばめられていて、この曲を耳にすると、「日本語の歌詞が心に沁みて、脳に留まる…」と感じますね。

King Gnuの名前の由来

バンド名の『King Gnu(キングヌー』の「Gnu(ヌー)」は、動物の「Gnu =ヌー 」から来ています。

このヌーという動物は、「ヌーの大移動」としても有名ですが、雄と雌に分かれていた集団が、春からだんだんと合流し、一緒に行動していき、大きな群れになっていくという習性があるようです。

いろいろな人たちを巻き込んで大きくなっていきたい』という思いからつけられたということです。

King Gnuの経歴

2013年よりKing Gnuのリーダーでプロデューサーである常田大希が中心になり活動していたSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)が前身になります。

2015年に現在の4人体勢となり、音楽性も現在の形になり、1stアルバム「Mad me more softly」を9月16日に発売します。

2017年、にバンド名がKing Gnuになり、音楽性でも現在のKing Gnuの目指すところという形になっています。

2019年1月にメジャーデビューしてます。そして一気に話題の注目バンドとなっていきます。

メジャーデビューしてまだ2年目のKing Gnuですが、独自の世界観を作り出しているメンバーそれぞれの経歴も、興味深いと話題になっているので紹介していきます。

King Gnu・メンバー紹介

King Gnuのメンバーは男性4人です。

リーダーでプロデューサー、そしてヴォーカルの常田 大希、ヴォーカルの井口 理、ドラムスの勢喜 遊、ベースの新井 和輝の4人で、その4人それぞれの経歴をみてもまさにプロの集団という印象です。

常田 大希(つねた だいき)

■常田 大希(つねた だいき):作詞作曲、ギター、チェロ他担当

■生年月日:1992年5月15日


■出身地:長野県伊那市


■出身校
・伊那市立伊那北小学校
・伊那市立東部中学校
・長野県伊那北高等学校

東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻に進学していますが、1年も通わずに中退しています。

常田 大希さんの家族は、ロボットエンジニアの父、音楽教師の母、2歳上の兄はヴァイオリニストの4人家族です。

父はジャズピアノ、母がクラシックピアノというので、幼い時から音楽のある環境だったためか、常田 大希も5歳からチェロを習い始めたということです。


King Gnuの楽曲の作詞・作曲を担当し、ギター、ボーカル、チェロ、コントラバス、ピアノ、プログラミング、トラックメイキングも担当しているマルチな才能の持ち主です。

チェロを本格的に再開したのは、高校生の時で、大学進学は、東京藝術大学音楽学部でチェロ専攻しています。

東京藝術大学は中退はしているものの、その後は、小澤征爾の小澤国際室内楽アカデミーでチェロ奏者として在籍していたこともある経歴を持っています。

そんな常田 大希が、King Gnuをはじめ、他にもmillennium parade、PERIMETRONといったプロジェクトに参加してその才能を披露してきましたが、ここにきて、2020年!チェロ奏者として話題になっています。

2020年2月4日にニューヨークでファッションブランドN.HOOLYWOODのショー、「N.HOOLYWOOD COMPILE FALL2020 COLLECTION」が開催されました。

常田 大希がこのショーのために書き下ろした楽曲「N.HOOLYWOOD COMPILE IN NEWYORK COLLECTION」が4月3日に配信リリースされましたが、常田自らのチェロ演奏でとられたMVも先に公開され話題になっています。

常田大希自身のコメントがあります。

最初は緊張したが、鬼気迫る演奏ができた。
普段こういった類いの音楽に馴染みのない人もぜひ聴いてほしい。
意外とみんなの生活にフィットして彩ってくれる


引用:ORICON MUSIC

King Gnuの常田 大希、その原点はやはり、チェロ?

東京藝術大学を中退した理由が、「社会と結びついた音楽をしたい」という事だった常田大希のこれが望んでいた自分の音楽と社会の接点の一つなのかもしれませんね。

ちなみにヴォーカルの井口理さんは、中学校の合唱部の時の後輩で、常田 大希さんが大学中退後に再会しています。

影響を受けたアーティストは、

レディオヘッド(Radiohead)、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix) 、BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)、そして、井上陽水さんだと言います。

以前に「井上陽水さんの様な歌詞を書きたい」とも言ってた常田 大希さんなのです。

ヴォーカル・井口 理(いぐち さとる)

■井口 理(いぐち さとる)ボーカル、キーボード、タンバリン担当

■生年月日:1993年10月5日

■出身地:長野県伊那市


■出身校
・伊那市立伊那北小学校
・伊那市立東部中学校
・長野県伊那弥生ヶ丘高等学校
・東京藝術大学音楽学部声楽科卒業


兄は声楽家の井口達

井口 理さんは、常田大希さんや他のメンバーの一つ年下で、常田大希さんとは、小学校・中学校が同じであったが、高校は別でした。

中学校での井口 理さんと常田大希さんの接点は「合唱部」ということです。二人はともにNHK全国学校音楽コンクールの全国大会に出場しています。

合唱部というところが、井口 理さんらしい、でも常田大希さんが合唱部!?とちょっと違和感もあったりしますね。
(ちなみに常田大希さんが合唱部にはいったのは、野球部だったのですが中3の時に骨折をしてしまって、合唱部に入ったという事の様です。でもある意味これが運命だったのかもしれませんね)

さて、その後の井口 理さんはその後、常田大希さんも先に進学した東京藝術大学に進学します。

井口 理さんは東京藝術大学音楽学部声楽科に進学し、卒業しています。
常田大希さんは井口 理さんが同じ大学に進学していたことは、当時は知らなかったという事だった様です。

またここで運命の出会いがあるわけです。先に東京藝術大学を中退していた常田大希さんが東京藝術大学の学園祭にバンド演奏するために来ていました。

その時、出店でお客さんを呼ぶために歌を歌っていた井口 理さんと運命の再会をします。これがキッカケで、常田大希さんが井口 理さんにSrv.Vinciのレコーディングでコーラスをやってと声をかけ、その後のSrv.Vinciの正式メンバーとなったと言います。

井口 理さん自身は、大学で声楽科で学んでいますが、クラシックや声楽は自分に向いていないと思っていた様です。

入学してみて、そんな風に思っていたことと、常田大希さんからのバンドの誘いという分岐点だったかもしれませんね。

井口 理さんは「人前に出る」という漠然とした思いの中で、バンド活動をしながら劇団にも足を運び、舞台俳優としての活動もしています。

情報では、好きなミュージシャンは、七尾旅人で、他には、親に影響で井上陽水、チューリップ、オフコースなども聴いていた様ですね。

他にはポルノグラフィティなどの名前も挙がっていますが、基本的に日本のアーティスト、J-POPを好んで聴いていたということです。

ドラム・勢喜 遊(せき ゆう)

■勢喜 遊(せき ゆう):ドラムス、サンプラー、コーラス担当

■生年月日:1992年9月2日

■出身地:徳島県阿南市

常田大希さんのソロプロジェクトmillenium paradeにも参加

両親がプロのミュージシャンだったことで、子供のころから電子ドラムを叩いていたのが、現在のKing Gnuのドラムスとしての原点の様です。

小学校・中学校では、ダンサーになりたいと思っていたという事です。

ドラムは高校から本格的に携わっていきます。地元の徳島から上京し、セッションバーに通っていたことで、現在のKing Gnuのベースの新井 和輝さんと知り合います。

また、別のミュージックバーで常田大希さんと出会い、当時Srv.Vinciのドラムを探していたこともあり、バンドに参加することになります。

勢喜 遊さんの異色の経歴として、三味線女性デュオ「輝&輝バンド」の初期メンバーでドラムスとして参加しています。

この輝&輝の1人である白藤 ひかりさんと2019年10月30日に結婚したことを勢喜 遊さん自身のインスタで報告してます。

ベース:新井 和輝(あらい かずき)

新井 和輝(あらい かずき):ベース、シンセベース、コントラバス、コーラス担当

■1992年10月29日

■出身地:東京都福生市

■出身校
・東京都立青梅総合高等学校
・東京経済大学卒業

中学校の14歳の時にバンドの誘われ、ベース担当がいなかったのがキッカケでその時より、ベースを始めています。

高校入学後にジャズ・トランペット奏者で世界で活躍している日野皓正の次男でベーシストの日野賢二に師事します。

東京経済大学在学中も音楽に没頭していきます。友人が通っていた国立音楽大学に通い事業を受け、音楽の基本的な知識を学んだと言います。

国立音大公認の名門学生ジャズバンド「NEWTIDE JAZZ ORCHESTRA」に参加します。

国立音大生ではなくても、ギターとベースは外部からの参加がOKだったこともあり、参加できたということですね。

大学在学中に山野 ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストに出場しで最優秀賞を受賞しています。

その頃はジャズベーシストの道を進んでいたのでしょうか、大学4年の時には、日本のジャズべーシストとして名高い河上修の自宅に住み込んで修行しているとのことです。

河上修氏と言えば、1974年渡辺貞夫カルテットでデビューし、その後、1979年からの5年間には世良譲トリオとしても活動している実績のあるジャズ界の大御所の方です。

現在、新井 和輝さんもKing Gnuの活動に留まらず、ジャズのセッションマンとしての活動や、他のアーティストのアルバム制作に参加したりと活動の幅を広げています。

King Gnuリーダーの常田のプロジェクト「millenium parade」に勢喜 遊とともに参加しています。

King Gnuのメンバー4人を紹介しましたが、この様に4人が4人とも、しっかり音楽を学び携わってきた「本物」という感じがします。

音楽のベースが出来ている4人なんですね。

ポッと出ていた新人という感じがしないというのは、その個々の経歴にあるという事かもしれません。

その4人がいるKing Gnuの人気の理由を見てみましょう。

King Gnu 人気の理由

King Gnuは、メジャーデビュー前から、米津玄師など超有名アーティストにも注目されていたグループです。

King Gnuは、コンセプトの一つに「J-POPでやる」というのがあり、親しみやすいメロディ、それに加え「日本語の歌詞」というのを重要視しているという事です。

J-POP、日本語というのに、こんなに革新的な音楽を生み出しているのは、やはりKing Gnuの多くの楽曲を作詞・作曲している常田 大希さんのセンスが際立っているというのを多くの人が感じています。

King Gnuの曲では、一つの曲の中で転調があるというのも特徴となっていて、それが新鮮に響き、魅了されていって、ファンが急増しているのでしょう。

King Gnuの人気の理由を5つのポイントで見ると…。

1.オリジナルの完成度の高い楽曲
センスの良さ、高い音楽性の融合、それがKing Gnuの曲の特徴でもあります。

2.ツインヴォーカル
二つの異なる声の融合が新しい!

常田 大希さんの声は、独特で分かりやすく言うと、低くめのハスキー、そして、井口 理さんの声は、それとは全く違う透明感のあるきれいな声です。

東京藝術大学音楽学部声楽科でテノールとして学んできたからこその基礎がしっかりしているキレイなのに、激しい曲でも負けない声量があります。

常田 大希曰く『井口 理の声は、誰に対しても嫌われない声』と称され、それがKing Gnuの特徴でもあり、他のバンドにはない、無二の産物で魅力なんです。

3.演奏
真剣に音楽と向き合って学んできた人たちの集団がKing Gnuの演奏です。そこにいるメンバーが本当に「プロ」なんですね。それは技術的にも意識の中もそう感じます。

4.アレンジ
King Gnuのアレンジの強みは、本当に、様々な音楽を知っているというところにあると思います。

5.大人気アーティストもファン

2019年のKing Gnuのメジャーデビューよりも以前にはすでにメジャーアーティストたちからも注目されています。

この「Prayer X」は、TVアニメ「BANANA FISH」のエンディング曲として提供して、メジャーデビュー前に話題になっています。

米津玄師がツイートでKing Gnuの楽曲に触れたことでそこからまた、ファン層が広がったということもあったのではないでしょうか。

プロのアーティストからも認められているKing Gnuだという事ですね。

個人的には「どろん」が好きです。

昭和の時代から、日本の様々な楽曲を耳にし、1960年代~1980年代の洋楽をよく耳にしていましたが、どれか一つの時代ではなく、どの時代にも広く触れている様で、でも新鮮さがあって、新しく出てきたバンドという感じがしないです。

演奏もかっこいい!幅広い年代に響く歌詞!メロディがいいですね。

この「どろん」は、2020年1月15日にリリースALBUM「CEREMONY」の収録曲にもなっていますが、映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の主題歌として書き下ろされた楽曲と話題になり、広く多くに方に聞かれることとなりました。

素人ながらに、ただの音楽好きにはたまらない楽曲だと感じてなりません。センスの違いを感じ、センスの良さが際立っているバンドです。

King Gnuの今後の動向

常田 大希さんはインタビューでこれからの目標を『音楽の“市場”にも”史上”にも残れる存在になっていきたいです。』と語っています。

KingGnuは、今後も他に類をみないオリジナルのセンスあふれる音楽性で、JPOPを世界に広めていくグループになっていく…そんな期待も大きくなりますね。

ますますの活躍を期待しています!

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